新しいポスティングシステムでメジャーへの移籍を目指していた楽天の田中将大投手(25歳)がついにヤンキースを選んだ。
7年総額1億5,500万ドル(約163億円)の契約で合意に達したと、アメリカのESPNが伝えた。
マー君はは昨シーズン、なんと開幕から無敗の224連勝をマークし、メジャー移籍を希望。球団も理解を示し、ヤンキース、カブスなど数球団との交渉が伝えられていた。
さて、マー君の剛腕はどこまで通用するのでしょうか?
楽しみです♪
マー君がヤンキース入り!! 新ポスティングシステムで楽天から米大リーグ挑戦を目指していた田中将大投手(25)の移籍先が22日、ヤンキースに決まった。23日にも正式発表される。ヤンキース関係者によると、7年総額1億5500万ドル(約161億円)の超大型契約。10球団以上が争奪戦に参戦する中、日本のエースは最終的にワールドシリーズを27度制した大リーグきっての名門球団を選んだ。
交渉期限が迫る中、田中が熟考の末に選んだ球団は伝統と歴史のあるヤンキースだった。
ヤンキース関係者によると、7年の長期契約で、総額は1億5500万ドル(約161億円)。投手では5番目の大型契約で、ニューヨーク・ポスト紙の記者のツイッターによると、年俸は1年目から6年目まで2200万ドル(約22億8800万円)で、最終年は2300万ドル(約23億9200万円)に増える。
4年目終了後にフリーエージェントの資格が得られる。田中側にとっては、完全勝利といえる内容で、逆の見方をすればヤンキース側の田中に対する期待の大きさがうかがえる。
実際、先発の数が足りないヤ軍にとって、田中は何としてでも欲しい選手だった。共同オーナーのハル・スタインブレナー氏が自らラブコールを送るなど、球団挙げてマー君獲得に乗り出していた。
もっとも、田中の大リーグへの道のりは平坦ではなかった。日本野球機構(NPB)と米大リーグ機構(MLB)で、ポスティングシステムについて協議がうまく進まずに、二転三転し、失効。新ポスティングシステムが締結した後、メジャー挑戦を訴え、何とか最終的に球団からゴーサインをもらえた。
年が明けた日本時間の1月8日に、ロサンゼルスに電撃渡米。昨季、フル回転した肩と肘の精密検査を受けて「異常なし」と診断され、カブス、ホワイトソックス、ダイヤモンドバックスなど複数の球団と面談し、2泊4日の“弾丸ツアー”で帰国した。
敏腕代理人のケーシー・クロース氏(50)の情報統制により、交渉内容が漏れることなく、日米で移籍先の情報が錯綜(さくそう)していた。25日午前7時(米東部時間24日午後5時)の交渉期限まで、間近に迫っていた。
東海岸のニューヨークに拠点を置くヤンキースは、同じ日本人の黒田博樹投手(38)が在籍し、何より頼れる存在として心強い。また、日本人が多く、居住環境も充実している。
ヤ軍の春季キャンプのバッテリー組は米国時間の2月14日にスタート。温暖なフロリダ州タンパで行われ、同4月1日から敵地ヒューストンで行われるアストロズとの開幕シリーズに向けて、調整に入る。
田中は伝統のピンストライプのユニホームに身を包んで、“剛腕伝説”を紡いでいく。