2013年12月24日付の「新華経済」の記事が話題になっている。
イギリスに留学している中国人のネットユーザーが、自国の印象の悪さを嘆いている記事です。
個人的には英国人のバランス感覚の良さを感じる結果に安堵していますが、
軍事費を増大させて周辺国に脅威を与えている中国の国内事情は多くの問題を抱えています。
多民族国家の中国は貧富の差が激しく、近年は産業の発展と共に工場の吐きだす二酸化炭素や有害物質が自国のみならず日本や周辺国家にまで影響を与えています。
強大な力によって国民を押さえつけて国家の統一を図る政策は、いつか息詰まることは目に見えています。難しいかじ取りですが、一度自由を覚えた国民を簡単に押さえつけることは不可能です。
★以下、記事の内容をお読みください。
「釣魚島をめぐる中日の争い、外国人はみな日本の味方」、英国留学中の中国人が悔しさ吐露
英国留学中の中国人ネットユーザーが、中国のポータルサイト・新浪の軍事論壇に「中日の島争いに関し、外国人はみな日本の味方だ」と題した文章を発表した。
中日の釣魚島(日本名:尖閣諸島)をめぐる争いが白熱化する中、筆者は「外国人の友人はみな日本の味方」だと指摘する。英国の同級生たちは「中国政府は国内の矛盾を転嫁するための芝居を監督しているだけだ」と言っているという。
中国世論の声とされているのも、「中国国内はすべて政府にコントロールされていて、庶民は政府の意向に沿った発言しかできないのが現状」だと指摘された。トルコのケバブを売るスタンドでもオーナーに「中国人が悪い。他人の島を奪おうとするなんて」と叱られたそうだ。
ウォール・ストリート・ジャーナルといった米大手紙も「米国政府は尖閣諸島(釣魚島)が日本領であることを支持するべきだ」と呼びかけ、筆者に衝撃を与えた。こうした現状を受け、筆者は悔しさを吐露し、「卒業したら祖国に戻り、祖国の建設に微力ながら貢献したい」と誓っている。
これについて、中国ネットユーザーからは「海外で学ぶ精鋭たちは西洋人にわれわれを理解させるよう資料を集めて講座でも開いてほしい」「中国政府は対外宣伝を強化し、海外の誤った認識を打ち消さなければならない」などの感想が寄せられた。
(編集翻訳 小豆沢紀子)