「明日、ママがいない」(あした、ママがいない)は、日本テレビの制作で2014年1月15日から毎週水曜日22:00 – 23:00(JST)に、「水曜ドラマ」枠で放送され色々な問題を提起している。主演は芦田愛菜ちゃん。
キャッチコピーは、「捨てられたんじゃない、わたしたちが捨てたんだ。」「今、君の隣にママはいますか―?」。
児童養護施設に預けられている、色々な事情で親と離れて暮さなければならなくなった子どもたちの目線から「愛すること」や「愛されること」をテーマにしたサスペンスドラマである。
この番組に対して、児童養護施設の職員が自動に暴言を吐くなど、配慮の足りない番組作りに全スポンサーがCM放送を見合わせるなど異例の展開となっている。
ちなみに、29日午後10時から放送された日本テレビの連続ドラマ「明日、ママがいない」第3話の視聴率は、関東地区で15・0%だったことがビデオリサーチ社の調べで分かった。第1話は14・0%、第2話は13・5%という高視聴率である。
関係団体が相次いで抗議。施設で暮らす児童の自傷行為や、学校でからかわれた-などの報告が全国児童養護施設協議会に寄せられ、関係団体が相次いで抗議しているが、日テレの大久保好男社長は同日の定例会見で、当初の予定通り全9話を放送する意向を表明したそうである。
CMが全てACジャパンの公共CMに差し替えられるという異例の事態となる。
1月27日に新たにCM放送見合わせを発表したのは三菱地所、花王、小林製薬の3社。「CMを放送する環境にないと判断した」(花王)などと理由を説明している。各社のスポンサー契約自体は継続するという。
大久保社長は会見で「<配慮が足りないのではないか>という趣旨の申し入れをいただき、重く受け止めている」と述べる一方、「最後まで見てもらえれば私たちの意図を理解していただける」として、全9話放送を表明した。
同番組をめぐっては「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する慈恵病院(熊本市)や全国児童養護施設協議会が「養護施設の子供や職員への誤解や偏見を与えかねない」として、放送の中止や内容改善を求めている。
様々な問題を含んだ番組だが、施設や入所児童への偏見を助長したり、将来のある敏感な子供達自身を傷つけることの無いように配慮した番組作りを求めたい。
【公式本編】明日、ママがいない第3話(HD)
公開日: 2014/01/29
ある日突然「母」に裏切られてしまった少女たち…強く、前を向き、強がりに隠した本音の中で、誰よりも「愛」を求め生きていく「母なき子供たち」の物語。
“今、君の隣にママはいますか — ?”
物語の舞台は、親の愛から見離された少女たちが集まる児童養護施設。
そこは、親のいない子どもたちが暮らす場所。その数は全国で約600件、生活する児童の数は3万人を超えている。子どもたちがやってくる理由のほとんどは ― 虐待だ。子どもを愛せていますか?子どもの声を聞いていますか?このドラマは「愛すること」「愛されること」は何かを、子どもたちの目線で問いかける。
「私たち、誰も知らなかった。昨日も今日もいたママが、明日にはいなくなるなんて...」
すべての母親に、これから母親になる全ての女性に届ける— 21世紀で一番泣けるドラマ
【キャスト】
芦田愛菜/鈴木梨央/三浦翔平/木村文乃/大後寿々花/渡邉このみ/桜田ひより/城田優/鈴木砂羽/三上博史
【第3話あらすじ】
「コガモの家」に、子供が射手座である事のみを条件とする里親候補が現れる。射手座のポスト(芦田愛菜)とオツボネ(大後寿々花)が「お試し」に行く事になったが、17歳のオツボネは「これが、お家にもらわれるラストチャンスかもしれない」と、不安と期待でガチガチに緊張してしまう。そんな中、2人は里親候補と対面するが、案内された部屋には2台のノートPCがあるだけ。奇妙な状況に訝しむ2人だが…。
【明日ママがいない】芦田愛菜 問題の演技「赤ちゃんポスト」