日本ジャンプ陣のみならず、世界中から注目されていた41歳の葛西選手。
葛西の超人伝説は4年後に続きます。
ついに「伝説の銀」を獲得した葛西選手は、4年後への挑戦を宣言!
美しく力強い大ジャンプで、葛西が歴史にその名を刻んだ。
銀メダルが決まると、日の丸を掲げ、ピースサインで手を振った。
「もうちょっとで、金に届きそうだったが、うれしい半分、いや、6-4くらいでちょっと悔しいですね」
「(心臓が)バクバクしていた。ちょっとニコッとして、上半身の力を抜くためにやりました」
助走直前が一番緊張したという葛西選手、緊張を解きほぐす為に口元を動かしてリラックスさせたのだった。
ほほ笑んでリラックスすると、一気に滑走しなんと139メートルの飛距離を出し2位につけた。
2回目は133.5メートル。
飛距離では最後に飛んだカミル・ストッホ(26)<ポーランド>を1メートル上回ったが、残念ながら合計得点では1.3点及ばなかった。逆転された葛西はスキー板を雪面に突き刺して悔しがったが、41歳254日でのメダル獲得は冬季五輪日本選手最年長だ。これは凄いことなのだ。悔しい気持ちは分かるが、超人伝説を新たに作った葛西選手を温かい拍手を持ってこの結果を受け入れたいものだ。
「生きる伝説」と称され、海外のメディアも注目し尊敬する葛西選手の今後に期待したい。
さて、続く男子団体ジャンプの結果は?
<以下、産経新聞より抜粋>
【ソチ五輪】日本、ジャンプ団体は銅! 長野以来16年ぶりメダル獲得
産経新聞 2月18日(火)4時9分配信
ジャンプ団体 銅メダルを獲得 <清水礼留飛、竹内択、伊東大貴、葛西紀明>(ソチ五輪)
ノルディックスキー・ジャンプ男子団体ラージヒル(LH)は日本時間18日未明に行われ、日本は合計1024・9点を挙げ、銅メダルを獲得した。日本のジャンプ団体のメダルは1998年長野五輪の金以来16年ぶり。優勝はドイツ、2位はオーストリアだった。日本は2回目の3人目を終え3位に付け、最後に個人LH銀メダルの葛西紀明(土屋ホーム)が飛んだが、逆転はならなかった。
日本は2回目に入り、清水礼留飛(雪印メグミルク)が131・5メートルを飛び132・6点、竹内択(北野建設)は130・0メートルで120・5点。伊東大貴(雪印メグミルク)は132・0メートルの127・0点、最後に飛んだ葛西は134・0メートルで137・3点だった。
団体は1カ国4人で2回ずつ飛ぶ。1回目の上位8カ国が2回目に進み、8回の合計点で争われる。日本は1回目3位だった。