世界で最も尊敬される女性の第1位は女優のアンジェリーナ・ジョリーが選ばれました♪
色々とスキャンダルの多い女性ですが、最近では乳腺切除と遺伝子の問題提起で話題になりましたね。
2013年5月に掲載されたニューヨーク・タイムズの寄稿で、ジョリーは乳がんと卵巣癌の発生が高くなるとされる遺伝子「BRCA1」に変異があるとして、乳がん予防のために両乳腺を切除する手術を受けました。
これは、医者から「乳がんになる可能性の確率が87%」だと診断されたことを受けたもので、ジョリーの母もがんで早逝(2007年・56歳没)したことも影響しており、乳がんリスクを抑えるためでもあるとしています。
この手術の影響は著しく、日本でも乳房予防切除手術の倫理申請を行う動きが出ています。
「世界で最も尊敬される女性」マララさんやヒラリー・クリントン元国務長官を抑えて1位になったのは…
この調査を行なったのは国際世論調査機関「YouGov(ユーゴブ)」。投票は23カ国の2万5000を超える人から寄せられた。
2位は、2014年ノーベル平和賞に輝いた17歳のパキスタン人、マララ・ユスフザイさん。15歳の時にタリバンの銃撃を受けて負傷した彼女は、現在は女性の人権や教育を受ける権利を訴える代弁者として活動している。そして、3位に選ばれたのは、元アメリカ国務長官のヒラリー・クリントン氏だ。
アンジェリーナ・ジョリーさんはこれまでに、『トゥームレイダー』や『Mr.&Mrs. スミス』、『マレフィセント』などの映画に主演している。しかし、彼女が世界で最も尊敬される女性の1人になった理由は、その演技力だけではない。
ジョリーさんは国際的な慈善事業、特に難民支援に積極的に関わっており、彼女の6人の子供のうちの3人は、カンボジア、エチオピア、ベトナムからの養子だ。
また、彼女は話題の映画『Unbroken』の監督でもある。第2次世界大戦中に日本軍の捕虜となった人物の半生を描いたこの作品は、2014年末に全米公開され、クリスマス当日の興行収入で全米ナンバーワンとなった。また、2月22日に授賞式が開催されるアカデミー賞でも、3つの賞にノミネートされている。
一方、イギリス国内のみで実施された別の調査では、最も尊敬される女性として1位に輝いたのはエリザベス女王だった。それに続くのは、デイムの尊称(男性におけるナイトに相当する)を持つ女優ジュディ・デンチさん(80歳)と、マララ・ユスフザイさんだ。
「YouGov」の調査による「世界で最も尊敬される女性」の上位10名は次の通り。
- 1. アンジェリーナ・ジョリー(女優、映画監督、母親、慈善活動家)
- 2. マララ・ユスフザイ(ノーベル平和賞受賞者)
- 3. ヒラリー・クリントン(元アメリカ国務長官)
- 4. エリザベス女王
- 5. ミシェル・オバマ(アメリカ大統領夫人)
- 6. セリーヌ・ディオン(歌手)
- 7. オプラ・ウィンフリー(アメリカのTV番組司会者)
- 8. ジュリア・ロバーツ(女優)
- 9. アウン・サン・スー・チー(ミャンマーの政治指導者)
- 10. アンゲラ・メルケル(ドイツ首相)
ちなみに男性の順位は以下のとおり。
- 1. ビル・ゲイツ(実業家、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同会長)
- 2. バラク・オバマ米大統領
- 3. 習近平中国国家主席
- 4. ジャッキー・チェン(俳優)
- 5. ナレンドラ・モディ(インド首相)
- 6. ローマ教皇フランシスコ
- 7. ダライ・ラマ
- 8. ジャック・マー(中国アリババ社の創業者)
- 9. デビッド・ベッカム(元サッカー選手)ならびにスティーブン・ホーキング(英理論物理学者)
この記事はハフポストUK版に掲載されたものを翻訳しました。
[日本語版:遠藤康子/ガリレオ]