世界的な人気キャラクター「ミッフィー」の生みの親であるオランダの作家ディック・ブルーナ氏が亡くなられたそうです。89年間、本当にお疲れさまでした。私達に夢と希望を与え続けてくれました。
「ミッフィー」作者、ディック・ブルーナさん死去 世界で愛された『ちいさなうさこちゃん』
ブルーナさんは故郷のオランダ・ユトレヒトの自宅で息を引き取ったという。

Dick Bruna, author of the Miffy books, artist, illustrator and graphic designer, in his studio, Utrecht, The Netherlands, 2nd October 2010. (Photo by Martin Godwin/Getty Images)
BBCによると、ブルーナさんは1927年ユトレヒトで生まれた。父親が経営する出版社でデザインを担当し、イアン・フレミングの「007」シリーズやジョルジュ・シムノンの「メグレ警視」シリーズなどの装丁を手がけた。
朝日新聞デジタルによると1953年、『りんごぼうや』で絵本作家としてデビューし、55年に「ミッフィー」シリーズ第1作を発表。日本では石井桃子さんの訳で64年に『ちいさなうさこちゃん』というタイトルで翻訳された。
ガーディアンによると、ブルーナさんは息子がまだ子供だった頃、休暇で海に行った時、砂丘にウサギがいるのを見かけた。その後、息子を楽しませるためにミッフィーを作ったという。「ミッフィーが、今のような現象を引き起こすキャラクターになるなんて思いもしませんでした」と後年振り返っている。
ユトレヒトのミッフィーミュージアム周辺にあるミッフィー像には、ブルーナさんを追悼して花束が捧げられていた。
「ミッフィー」シリーズは50カ国以上で翻訳され、合計で8500万部以上売り上げた。

Dick Bruna, author of the Miffy books, artist, illustrator and graphic designer, holding one of his books in his studio, Utrecht, The Netherlands, 2nd October 2010. (Photo by Martin Godwin/Getty Images)
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2011年に、「ミッフィー」シリーズ最後の絵本を発表し、東日本大震災では涙を流すミッフィーのイラストに「日本に祈りを捧げます」というメッセージを送ったが、ここ数年、ブルーナさんは人前に姿を現さなくなっていた。
ユトレヒトのミッフィーミュージアムは、ブルーナさんを追悼するツイートを投稿した。
今日、ディック・ブルーナが逝去したという悲しいニュースをお伝えしなければなりません。
SNS上ではブルーナさんを追悼する投稿が相次いだ。
ディック・ブルーナさん、安らかに。
参照元: http://www.huffingtonpost.jp/2017/02/17/miffy_n_14829868.html?utm_hp_ref=japan